鉄道部品をインターネットに繋げたい(構想止まり)
前置き
今年10月14日に日比谷公園で開催された「鉄道フェスティバル2015」に、記念乗車券類を購入するために行きました。目的は果たしましたが、その後、東京メトロのブースに廃車発生品の鉄道部品販売コーナーがあるのを見つけました。鉄道イベントで鉄道部品を売るというのは決して珍しいことではありません。しかし、なぜか僕が買える機会に巡り合ったのはこれが初めてで、今回こそは買いたいと思って立ち寄りました。
01系の車内表示が2000円、06系らしき車内表示が3000円。欲しい。 pic.twitter.com/O5bs4pvEGi
— ぐちゅい (@tz_liner) 2015年10月10日
いろいろありましたが、その中でも目を引いたのは車内表示器。今回は1000系への置き換えが進む銀座線01系のもの(2,000円)と、当時少しづつ解体されていた千代田線06系のもの(3,000円)。ぱっと見で何かがすぐわかるという点、回路が単純で遊びやすそうという点、まさかこんなものを買うとは思っておらず手持ちのお金が足りなかったことを踏まえ、01系のものを買いました。
オタクだから車内表示器に課金した pic.twitter.com/Fqq0ZwbcUL
— ぐちゅい (@tz_liner) 2015年10月10日
帰ってからは、分解して雑巾でよく拭いて、組み立て直しました。現役時代に表に現れない部分は、真っ黒になっていました。雑巾が3枚ほど必要です。
分解クリーニングが完了したのでこれから組み立てます。日本でいち早く導入された車内表示器だけあって貴重な技術資料かもしれない。 pic.twitter.com/sr2UwUyA7W
— ぐちゅい (@tz_liner) 2015年10月10日
それ以来、ただのコレクションとして自室のクローゼットに立て掛けて置いてあります。ですが、つい先日、せっかくある車内表示器で遊んでみたいという気持ちが湧いてきました(時間はない)。特に、情報系の院生をやっているのだからインターネットに繋げたらと思いました。そこで、とりあえずここに構想だけ書き残しておきます。
作りたいもの
簡単に図を書きましたが、
- Raspberry Piから東京メトロオープンデータAPIに一定間隔でリクエストを送り、全ての電車の在線位置を取得
- その中から1つの電車(運用番号)を選択
- 選択した電車の位置情報に該当する該当するLEDを点灯させる(Raspberry Pi→PICマイコン→車内表示器)
というものができたらと思います。
※12/20追記 指摘を受けましたので訂正します。Raspberry Piからシフトレジスタに直接繋ぐことで、PICは噛まさずに制御が可能です。以下、これをもとに「参考になりそうな情報」を追加しています。
参考になりそうな情報
- 車内表示器をPICマイコンで制御する
必要な部品、回路の組み方、さらにはPICマイコンのプログラムまで詳細に書かれています。
東京メトロ銀座線01系の車内案内表示機 改造詳細 ( 工学 ) - 横浜外環鉄道 - Yahoo!ブログ
- Raspberry PiからPICマイコンへI2C通信する
実際に組み立てた記録やコマンドでの操作について書かれています。
Raspberry piとPICがつながった:親族SNS管理人ブログ:So-netブログ
ツール・ラボ » Raspberry PiのGPIO制御方法を確認する(GPIO制御編その1)
(以下、12/20追記)
- Raspberry Piからシフトレジスタに接続する
シフトレジスタ74HC595を用いたものしかヒットしませんので、データシートを参照しつつ、TD62C852P向けの接続を考える必要があります。
シフトレジスタ(74HC595) を使って、複数の LED を制御してみる - Qiita
RaspberryPiにシフトレジスタ【74HC595】 を使って、複数のLEDをチカチカさせてパーリィーナイしてみた【Python使用】: Raspberry Piでやってみた